リウマチ性疾患
概要
免疫の異常により、関節に炎症が起き続ける病気。関節リウマチが代表的。
初期症状
- 朝の関節のこわばり(特に手指・足指)
- 関節の腫れと軽い痛み
進行した症状
- 関節の変形
- 動きが制限され、日常生活が困難になる
痛風
概要
血中の尿酸が結晶となり、関節にたまって激しい炎症を起こす病気。生活習慣や遺伝が関係します。
初期症状
- 足の親指の付け根が急に腫れて激しく痛む
- 熱感と赤みを伴う
進行した症状
- 再発を繰り返す
- 関節が変形する
- 尿路結石や腎障害も起こす
偽痛風
概要
関節にピロリン酸カルシウム結晶が沈着して起こる炎症。痛風に似ていますが、原因物質が異なります。
初期症状
- 膝などの関節に突然痛みと腫れが出る
- 熱感を伴う
進行した症状
- 関節破壊が進行することがある
- 関節機能の低下
骨粗鬆症
概要
骨密度が低下し、骨がもろく、折れやすくなる病気です。骨が脆くなることで、骨折が発生しやすく、特に高齢者や閉経後の女性に多く見られます。骨は常に新しいものに入れ替わっていますが、骨粗鬆症ではそのリズムが乱れ、骨密度が減少します。
初期症状
- 軽度の腰痛: 背中や腰が鈍く痛むことがある。
- 身長の減少: 骨密度が低下し、骨が圧縮されて身長が縮む。
- 姿勢の変化: 骨が弱くなり、背中が丸くなることがある(亀背)。
進行した症状
- 軽い衝撃や転倒で骨折することが多くなります。特に多いのは大腿骨(太もも)、脊椎(背骨)、手首などの部位。
- 骨密度の低下により背骨が圧縮され、痛みや姿勢の変化が起こります。
- 背骨の圧迫骨折により、慢性的な腰痛や背中の痛みが続くことがあります。