かかとの上の痛み・朝の歩き出しが痛い・ランナーの悩み
アキレス腱やかかとが痛む原因は何ですか?
アキレス腱炎・周囲炎は、ランニングやジャンプなどの過度な運動により、アキレス腱に微細な断裂や炎症が起こる障害です。 「朝起きた時の一歩目が痛い」「運動し始めが痛い」といった症状が特徴で、使いすぎ(オーバーユース)やふくらはぎの筋肉の硬さが主な原因です。 東大島整形外科では、炎症を抑える物理療法や、アキレス腱への負担を減らすストレッチ指導、インソール療法などを行い、早期回復を目指します。
アキレス腱炎とは?
アキレス腱に過度な負担がかかり、微細な損傷や炎症が起きている状態です。 アキレス腱そのものが炎症を起こす「アキレス腱炎」と、腱を包む膜が炎症を起こす「アキレス腱周囲炎」がありますが、一般的に総称して扱われます。ランナーやジャンプ競技の選手に多いオーバーユース(使いすぎ)障害の一つです。
このような症状はありませんか?
初期症状
- 運動の始めや終わりに、アキレス腱やかかとの後ろが痛む
- 朝起きて歩き出す時に痛むが、動いていると少し楽になる
- アキレス腱をつまむと痛い、腫れて太くなっている
- 足首を上に反らすと痛い
重症化した場合・放置した場合のリスク
無理をして運動を続けると、組織の変性が進み(アキレス腱症)、常に痛みがある状態になります。さらに組織が脆くなると、少しの衝撃でアキレス腱断裂に至るリスクが高まります。慢性化すると治癒までに数ヶ月〜年単位の時間がかかることもあります。
原因(なぜ痛くなるのか)
- オーバーユース(使いすぎ): 走る距離や練習量の急増。
- 身体的要因: ふくらはぎの筋肉が硬い、扁平足、回内足(かかとが内側に倒れている)。
- 環境要因: クッション性の悪いシューズ、硬い路面での練習。
当院の治療法・アプローチ
保存療法・リハビリテーション
治療の基本は「局所の安静」と「柔軟性の改善」です。
- 安静・アイシング: 炎症が強い時期は運動量を制限し、アイシングを行います。
- ストレッチ・マッサージ: ふくらはぎ(下腿三頭筋)の柔軟性を高め、アキレス腱への張力を緩和します。
- インソール(足底板): 扁平足などが原因の場合、靴の中敷きを調整して足のアーチをサポートし、負担を軽減します。
物理療法・薬物療法など
- 物理療法: 温熱治療や電気療法で炎症の軽減と組織修復を促します。近年では体外衝撃波治療が有効なケースもあります。
- 薬物療法: 痛みが強い場合は、消炎鎮痛剤の処方や湿布を使用します。(※アキレス腱へのステロイド注射は断裂リスクを高めるため、慎重に判断します)
手術が必要なケースについて
基本的には保存療法で改善しますが、骨の変形(Haglund病など)が原因で難治性の場合は、手術を検討するために専門病院へ紹介する場合があります。
まとめ
アキレス腱の痛みは「練習熱心な証拠」ではありません。パフォーマンスを落とさず長くスポーツを楽しむためにも、痛みを感じたら練習メニューを見直し、当院の専門的なケアを受けてください。
