ガングリオン

手首や指のしこり・コブ・違和感。痛みがなくても受診すべき?

ガングリオンとは?手首や指のしこりの原因と治療

ガングリオンは、手首や指の付け根などに生じる良性の腫瘤(しこり)です。関節を包む袋(関節包)や腱鞘から生じたゼリー状の粘液が袋状に溜まることで発生します。多くは無症状ですが、神経を圧迫すると痛みや痺れ、運動障害を伴うことがあります。治療は注射器による吸引処置や経過観察が一般的です。

このような症状はありませんか?

  • 手首や指に、米粒大〜ピンポン玉大のしこりがある
  • しこりを触ると、少し柔らかい(または硬いゴムのよう)
  • 手をついたり、手首を曲げたりすると痛い
  • しこりのせいで神経が圧迫され、指先が痺れる

初期の症状

最初は小さな違和感や、目立たないほどの小さな膨らみから始まります。痛みがないケースも多いですが、手首を動かした際に突っ張り感を感じることがあります。

重症化・放置した場合のリスク

ガングリオン自体は良性のため、放置しても身体に悪影響はありません。自然に潰れて小さくなることもあります。 しかし、神経のそばにできた場合、大きくなると神経を圧迫し、強い痛みや手足のしびれ、運動麻痺を引き起こす可能性があります。

原因(なぜできるのか)

関節や腱鞘の酷使が一因とも言われますが、手をあまり使わない人にもできることがあり、はっきりとした原因は不明です。関節液が濃縮されてゼリー状になり、袋状の組織に溜まることで形成されます。

当院の治療法・アプローチ

「見た目が気になる」「痛くて手が使えない」「痺れがある」といった場合に治療を行います。症状がない場合は、経過観察で問題ありません。

穿刺吸引(せんしきゅういん)処置

最も一般的な治療法です。注射針を刺して、中のゼリー状の内容物を吸引して排出します。処置は短時間で終わり、しこりはその場で小さくなります。ただし、袋自体は残るため、再発する可能性があります。

保存療法・圧迫

手首の使いすぎが誘引となっている場合は、サポーターなどで固定し、負担を減らすことで自然縮小を待つこともあります。また、ご自身で強く押し潰そうとするのは組織を傷める恐れがあるためお控えください。

手術が必要なケースについて

何度も再発を繰り返す場合や、神経圧迫による症状が強い場合、またガングリオンが硬く穿刺できない場合(オカルトガングリオンなど)は、手術による摘出を検討します。手術が必要と判断した場合は、手外科専門医のいる連携病院をご紹介いたします。

最後に・院長からのメッセージ

「ただのしこり」と思っていても、稀に別の腫瘍である可能性もゼロではありません。まずは検査などで中身を確認し、ガングリオンであると確定診断をつけることが安心に繋がります。見た目が気になる方や、手首の痛みがなかなか引かない方は、お気軽に当院へお越しください。

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