先天性股関節脱臼

赤ちゃんの股関節、開きにくくありませんか?早期発見がカギです

赤ちゃんの股関節が硬い・ポキポキ鳴るのは病気ですか?

赤ちゃんの股関節の開きが悪かったり、動かすとポキポキ音がしたりする場合、「発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)」の可能性があります。 放置すると歩行障害や将来的な変形性股関節症の原因となるため、早期発見が極めて重要です。 当院では、レントゲンを用いた専門的な検査を行い、必要に応じて装具を用いた治療の提案や専門病院への紹介を行っています。

■ 概要

先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)とは、赤ちゃんの太ももの付け根(股関節)がはずれてしまったり、外れかかっていたり、骨の受け皿の発育が悪かったりする状態です。 最近では、生まれた後に脱臼するケースも多いため、「発育性股関節形成不全(DDH)」と呼ばれることが一般的になっています。 早期に発見して治療すれば治りやすいですが、発見が遅れると手術が必要になったり、将来的に変形性股関節症のリスクが高まったりします。

■ 原因とリスク

完全に先天的な要因だけでなく、出生後の環境も影響します。

  • 骨盤位(逆子)で生まれた
  • 家族に股関節脱臼の人がいる
  • 女の子である(関節が柔らかいため)
  • オムツや抱っこの仕方:赤ちゃんの足を無理に真っ直ぐ伸ばすような包み方(巻きオムツなど)はリスクを高めます。

■ チェックポイント(乳児健診での指摘など)

ご家庭でオムツ替えの際などに、以下のサインがないか注意して見てあげてください。

  • 股の開きが悪い:オムツ替えの時、片方の足が開きにくい。
  • 太もものシワが左右非対称:脱臼している側のシワの数が多い、深いなど。
  • 足の長さが違う:膝を立てて寝かせたとき、膝の高さが違う。
  • 股関節から「コキッ」と音がする

■ 治療と当院の対応

生後3〜4ヶ月検診で見つかることが多いですが、それ以前でも気になる症状があれば受診してください。 当院では、レントゲン検査を行い、股関節の状態を確認します。

股関節脱臼を予防するために、コアラ抱っこや、足を自由に動かせる衣服・オムツの選び方などを指導します。

専門的な治療が必要な場合は、小児整形の専門機関と連携して対応いたします。

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