ブシャール結節

指の第二関節が痛い・腫れる・曲がってきたとお悩みの方へ

ブシャール結節とは?

ブシャール結節は、指の第二関節(PIP関節)の軟骨が摩耗し、関節が変形して腫れや痛みが生じる疾患です。変形性関節症の一種で、更年期以降の女性に多く見られます。関節リウマチと症状が似ていますが異なる病気であり、レントゲン検査等による正確な鑑別診断と、投薬やテーピングによる症状緩和が重要です。

このような症状はありませんか?

ご自身の症状と照らし合わせてみてください。

  • 指の第二関節(真ん中の関節)が痛い
  • 第二関節が腫れて、赤くなっている
  • 指を曲げ伸ばしするときに痛みがある
  • ペットボトルのキャップが開けにくい
  • 朝起きると指がこわばっている感じがする

初期の症状

初期段階では、指を使った後や朝方に、第二関節に違和感や軽い痛みを感じます。徐々に患部が赤く腫れ、熱を持つこともあります。この段階で「ただの使いすぎ」と放置せず、安静を保つことが大切です。

重症化・放置した場合のリスク

治療や対策をせずに放置すると、軟骨の摩耗が進み、骨の変形が顕著になります。関節の動きが悪くなり(拘縮)、指が曲がったまま伸びなくなることがあります。一度変形して固まってしまった骨は、元の形に戻すことが難しくなるため、早期の対処が重要です。

原因(なぜ痛くなるのか)

明確な原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関係していると考えられています。

  1. 加齢と使いすぎ:長年の指の使用による関節軟骨の摩耗。
  2. ホルモンバランスの変化:更年期以降のエストロゲン減少により、関節や腱が炎症を起こしやすくなるため。
  3. 遺伝的要因:体質的に指の関節症になりやすい傾向がある場合もあります。

当院の治療法・アプローチ

ブシャール結節は「治らない」と言われることもありますが、痛みをコントロールし、生活の質を維持することは十分可能です。

保存療法・リハビリテーション

基本は安静です。痛みが強い時期は、テーピングや専用の装具(サポーター)を使用して関節の動きを制限し、炎症を沈めます。また、痛みが落ち着いてからは、関節が固まらないように無理のない範囲でのストレッチやリハビリ指導を行います。

物理療法・薬物療法など

  • 薬物療法:湿布や塗り薬などの外用薬、または痛み止めの内服薬を処方し、炎症と痛みを抑えます。
  • 物理療法:温熱療法などで血流を改善し、こわばりを和らげます。
  • ステロイド注射:炎症が激しく痛みが強い場合には、関節内へ少量のステロイド注射を行うこともあります。

手術が必要なケースについて

保存療法を行っても痛みが取れない場合や、変形が強く日常生活に大きな支障が出ている場合は、手術(関節固定術や人工関節置換術など)が検討されます。その際は、専門的な手術が可能な連携医療機関へ速やかにご紹介させていただきます。

まとめ

指の痛みは、家事や仕事など毎日の生活に直結する切実な悩みです。「歳だから仕方がない」「変形してしまったからもう遅い」と諦めずに、まずは当院にご相談ください。リウマチとの鑑別を含め、正確な診断を行った上で、お一人おひとりの生活に合わせた治療プランをご提案いたします。

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