変形性股関節症

足の付け根の痛み・歩き始めの違和感・靴下が履きにくい

変形性股関節症の初期症状と、治療法は?

足の付け根の痛みや歩き始めの違和感、靴下が履きにくいといった症状は変形性股関節症の可能性があります。進行すると手術が必要になることもありますが、当院では保存療法やリハビリテーションに力を入れています。股関節周りの筋力強化や可動域訓練を行うことで、痛みをコントロールし、病気の進行を遅らせることを目指します。

このような症状はありませんか?

初期症状

  • 立ち上がりや歩き始めに、足の付け根(鼠径部)やお尻に違和感がある
  • しばらく歩くと痛くなるが、休むと治まる
  • 足の爪切りがしにくい、靴下が履きにくい(股関節が固い)
  • あぐらがかきにくい

重症化した場合・放置した場合のリスク

放置すると軟骨の摩耗が進行し、安静にしていても痛むようになります(安静時痛)。さらに骨の変形が進むと、脚の長さが左右で変わってしまったり、歩行が困難になり杖や車椅子が必要になったりする可能性があります。最終的には人工股関節の手術が必要になるケースも多くなります。

原因(なぜ痛くなるのか)

主な原因は「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」「加齢」です。 日本人の場合、生まれつき股関節の受け皿(臼蓋)が浅い「臼蓋形成不全」の方が多く、体重の負荷が狭い範囲に集中してしまうため、若いうちから軟骨がすり減りやすい傾向にあります。その他、肥満による過度な負荷、激しいスポーツ、遺伝的要因なども関係します。

当院の治療法・アプローチ

保存療法・リハビリテーション

初期から中期にかけては「保存療法」が基本です。

  • リハビリ: 股関節周りの筋肉(中殿筋など)を鍛え、関節への負担を減らします。また、ストレッチで可動域を維持・改善します。
  • 生活指導: 体重コントロールや杖の使用方法など、股関節を守る生活様式をアドバイスします。

物理療法・薬物療法など

  • 薬物療法: 痛み止め(消炎鎮痛剤)や湿布を用いて、炎症と痛みを抑えます。
  • 物理療法: 温熱療法などで血流を改善し、痛みを和らげます。
  • 注射療法: 必要に応じて、ヒアルロン酸注射やステロイド注射を行い、関節の動きを滑らかにしたり炎症を強く抑えたりします。

手術が必要なケースについて

保存療法で痛みが改善せず、日常生活に大きな支障がある場合は手術を検討します。骨切り術や人工股関節全置換術(THA)などの適応がある場合は、速やかに専門の連携病院へご紹介いたします。

まとめ

変形性股関節症は、早期発見とリハビリの継続が「一生歩ける足」を守る鍵です。足の付け根に違和感を感じたら、痛みが強くなる前に一度当院までご相談ください。

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