すねの内側の痛み・走ると痛い・初心者ランナー
シンスプリントとはどのような症状ですか?
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、ランニングやジャンプを繰り返すことで「すねの内側」の下3分の1あたりに痛みが生じるスポーツ障害です。 マラソン初心者や部活動を始めたばかりの時期に多く発症し、偏平足や硬い路面での練習などが原因となります。 東大島整形外科では、局所の安静やアイシングに加え、フォーム指導を行い、痛みの軽減と再発予防をサポートします。
このような症状はありませんか?
初期症状
- 運動時や運動後に、すねの内側(くるぶしから5〜10cm上あたり)が痛む
- 押すと痛い場所(圧痛点)が縦に長く続いている
- 運動を始めると痛いが、温まると一時的に痛みが消えることがある
- 痛みはあるが、日常生活には支障がないレベル
重症化した場合・放置した場合のリスク
無理に運動を続けると、痛みが常に続くようになり、歩行時も痛むようになります。さらに悪化すると、骨膜の炎症だけでなく骨そのものにヒビが入る「脛骨疲労骨折」に進行する恐れがあります。シンスプリントと疲労骨折は症状が似ているため、自己判断は危険です。
原因(なぜ痛くなるのか)
- オーバーユース: 急激な練習量の増加、休養不足。
- 身体的要因: 扁平足(土踏まずがない)、ふくらはぎの筋肉が硬い、足首の柔軟性不足。
- 環境要因: クッション性のない靴、すり減った靴、硬い地面(コンクリート)でのランニング。
当院の治療法・アプローチ
保存療法・リハビリテーション
- 練習量の調整: 痛みの程度に応じて、ランニングの中止や減量を指示します。
- ストレッチ: 原因となっているふくらはぎの筋肉(特にヒラメ筋)を入念にストレッチし、骨膜への牽引力を減らします。
- インソール(足底板): 扁平足や回内足(かかとが内側に倒れる)の傾向がある場合、インソールで足のアーチをサポートし、負担を軽減します。
物理療法・薬物療法など
- アイシング: 練習直後の炎症を抑えるために行います。
- 物理療法: 超音波治療や低周波治療器を用いて、患部の組織修復を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
手術が必要なケースについて
基本的に手術は行いません。ただし、痛みが長期間(数ヶ月)続き、画像診断で疲労骨折の疑いがある場合や、保存療法で改善しない難治性の場合は、専門的な検査・治療のために連携病院へ紹介します。
まとめ
シンスプリントは「頑張りすぎ」のサインです。痛みが出たら勇気を持って休息し、フォームや靴を見直すことが、結果的に競技への早期復帰につながります。
