【症例紹介】変形性膝関節症|階段で膝が痛む60代女性の改善例(江東区)
患者情報
- 年齢・性別:60代・女性
- お住まい:江東区大島在住
- 来院の理由:右膝が痛く、階段の上り下りがつらい。特に下りるときに強い痛み。
- 初診日:2024年10月
来院時の状態と訴え
患者様は1ヶ月ほど前から右膝に違和感を感じ、日常生活でも徐々に痛みが強くなったためご来院されました。
具体的には、以下のような症状がありました:
- 階段の昇降で痛みが増強
- 朝起きた直後の動き出しで膝がこわばる
- 正座やしゃがみ動作が困難
- 膝が軽く腫れているように見える
診察・検査の結果
- 視診・触診:膝周囲に軽度の腫脹と圧痛あり
- X線(レントゲン)検査:関節軟骨のすり減りと、軽度の骨棘(こつきょく)形成を確認
- 診断名:変形性膝関節症(Kellgren-Lawrence分類:グレード2)
治療内容とリハビリ計画
初期治療(第1週〜第2週)
中期治療(第3週〜第6週)
- 自主トレーニング指導:自宅での膝伸展運動やスクワット軽減法
- 物理療法:電気治療(干渉波)、ホットパックによる温熱療法
- 通院頻度:週2回のリハビリ通院を継続
治療経過と改善状況
- 2週間後:膝の腫れが軽減し、正座以外の動作はやや楽に
- 4週間後:階段の昇降がスムーズに。膝の違和感も減少
- 6週間後:日常生活に支障がなくなり、軽いウォーキングも再開
医師からのコメント
変形性膝関節症は加齢により徐々に進行する疾患ですが、早期に対応すれば痛みや機能低下を防ぐことが可能です。
この患者様は、ヒアルロン酸注射と運動療法を併用することで短期間で改善が見られました。
大腿四頭筋の強化は、再発予防にも重要です。
患者様からの声(アンケートより)
以前は階段が怖かったのですが、今では安心して外出できています。先生もリハビリの先生もとても丁寧で、安心して通えました。
同じような症状でお悩みの方へ
膝の痛みは年齢のせいと我慢している方も多いですが、早めの診察・適切なリハビリにより、進行を防ぎ日常生活の質を保つことができます。
当院ではレントゲン検査や運動指導を含めた総合的な治療を行っています。お気軽にご相談ください。
この症例のポイントまとめ
- 対象疾患:変形性膝関節症
- 主な症状:階段昇降時の膝の痛み、腫れ
- 使用した治療:ヒアルロン酸注射、理学療法、生活指導
- 改善結果:6週間で痛み軽減、日常生活復帰