【症例紹介】ぎっくり腰(急性腰痛症)|動けなかった40代女性の回復例(江東区)
患者情報(仮名)
- 年齢・性別:40代・女性
- お住まい:江東区東砂在住
- 来院の理由:朝、洗顔時に急に腰が痛くなり、そのまま動けなくなった。
- 初診日:2024年11月
来院時の状態と訴え
突然の強い腰痛により立ち上がれず、ご家族の介助で来院。わずかな動作でも痛みが走り、歩行困難な状態でした。
主な症状:
- 腰の中心〜右側にかけて鋭い痛み
- 前かがみや立ち上がりで痛みが増悪
- 過去に軽い腰痛の既往はあるが、今回のような激痛は初めて
- 下肢のしびれや発熱などの随伴症状はなし
診察・検査の結果
- 視診・触診:腰部に著明な筋緊張と圧痛を認める
- 神経学的異常なし:下肢への放散痛・しびれなし
- X線検査:骨折やすべり症なし
- 診断名:急性腰痛症(いわゆるぎっくり腰)
治療内容と経過
急性期治療(第1〜3日)
- 鎮痛薬・筋弛緩薬の内服処方
- 痛みが強いため、局所麻酔によるトリガーポイント注射を実施
- 患部のアイシングと、安楽姿勢(横向きや仰臥位)を指導
- 極端な安静は避け、痛みの範囲内で軽度の動作継続を促す
回復期(第4日〜第2週)
- 物理療法:干渉波・ホットパックによる筋緊張緩和
- 腰部・骨盤周囲のストレッチと体幹安定化トレーニング開始
- 正しい起き上がり方や姿勢・動作指導を実施
- リハビリ通院頻度:週2回程度
改善状況
- 3日後:注射により強い痛みが緩和。歩行・起立時の不安が軽減
- 1週間後:デスクワークや家事が再開可能に
- 2週間後:痛みはほぼ消失。日常生活に支障なし
医師からのコメント
急性腰痛症(いわゆるぎっくり腰)は突然の筋・筋膜の炎症が原因で、強い痛みを伴います。
強い痛みがある場合には、内服薬だけでなく局所注射(トリガーポイントブロックなど)が効果的です。
初期から段階的に動かすこと、正しい姿勢の習得が早期改善と再発予防に重要です。
患者様からの声(アンケートより)
痛みで不安でしたが、注射ですぐに少し動けるようになって驚きました。
スタッフの方々も丁寧で、リハビリのアドバイスもとても役立ちました。今は再発予防のストレッチも続けています。
同じような症状でお悩みの方へ
ぎっくり腰は誰にでも起こる可能性がある症状ですが、正しい対処で痛みは早く楽になります。
江東区の東大島整形外科クリニックでは、注射・リハビリ・生活指導まで一貫してサポートいたします。
無理せず、まずは早めのご相談をおすすめします。
この症例のポイントまとめ
- 対象疾患:ぎっくり腰(急性腰痛症)
- 主な症状:強い腰痛、動作困難、筋緊張
- 使用した治療:内服薬、局所注射、物理療法、リハビリ
- 改善結果:2週間でほぼ日常生活復帰