お子さまの脚の形が気になりませんか?
子供のO脚・X脚は治療が必要ですか?
子供のO脚(内反膝)やX脚(外反膝)は、成長過程で見られる生理的なものが多く、ほとんどは成長とともに自然に改善するため過度な心配は不要です。 しかし、片脚だけの変形や「くる病」「ブラウント病」などの病的変形が疑われる場合は、装具療法や手術などの専門的な治療が必要になります。 当院ではレントゲン検査で骨の角度や状態を正確に診断し、経過観察で良いか治療介入が必要かを適切に判断いたします。
■ 成長に伴う脚の形の変化(生理的変化)
子どもの脚は、成長とともに以下のように自然に形が変化していきます。これらは正常な発育過程です。
- 乳児期~2歳頃:生理的O脚(歩き始めはがに股に見えることが多いです)
- 2歳~6歳頃:生理的X脚(少し内股気味になります)
- 小学校高学年~:成人の脚の形(ほぼ真っ直ぐ)に近づきます
この生理的な変化の範囲内であれば、特別な治療をしなくても成長とともに自然に矯正されます。
■ 注意が必要な原因(病的O脚・X脚)
生理的な範囲を超えて変形が強い場合や、片側だけ変形している場合は、以下のような病気が隠れている可能性があります。
- くる病:ビタミンD不足などにより骨が柔らかくなり、体重を支えきれずに曲がってしまう病気です。
- ブラウント病:膝の内側の成長軟骨に障害が起き、O脚が進行する病気です。肥満児に多い傾向があります。
- 外傷後の変形:過去の骨折などで成長線(骨端線)が傷ついた影響で変形することがあります。
■ チェックリスト:受診の目安
「様子を見ていいのか、病院へ行くべきか分からない」という方は、以下のポイントを確認してみてください。1つでも当てはまる場合は、整形外科での検査をおすすめします。
- 左右の脚で変形の度合いが違う(片足だけO脚がきつい等)
- 2歳を過ぎてもO脚が改善しない、または悪化している
- 歩き方がおかしい、転びやすい
- 痛みや腫れを訴えることがある
- 身長の伸びが極端に悪い
■ 診断と治療
当院では、レントゲン検査を行い、骨の変形の角度や骨端線(成長線)の状態を確認します。くる病が疑われる場合は血液検査を行うこともあります。
治療法:
生理的なものであれば経過観察となりますが、病的な変形と診断された場合は、装具療法(矯正用の足底板や夜間装具など)を行います。重度の場合や装具で改善しない場合は、専門病院へご紹介させていただきます。
■ お子さまの脚の形でお悩みのご両親へ
「そのうち治るだろう」と思っていても、稀に治療が必要な病気が隠れていることがあります。早期に発見できれば、装具などの保存療法で対応できる可能性が高まります。
お子さまの脚の形や歩き方が気になる方は、お気軽に当院へご相談ください。
