指の屈筋腱損傷とは
指の屈筋腱損傷とは、指を曲げる働きをする「屈筋腱」が切れたり傷ついたりすることで、指が曲げられなくなる状態を指します。屈筋腱は前腕から指先まで伸びており、腱が断裂すると自力で指を曲げることができなくなります。外傷による損傷が多く、早期の対応が重要です。
指の屈筋腱損傷原因と症状
原因の 外傷による腱の断裂が中心
屈筋腱損傷は、鋭利な物による切創や強い外力による腱の断裂が主な原因です。
主な原因
- 包丁・ガラスなどによる手の切り傷
- スポーツ中の強い衝撃
- 工具作業中の事故
- 指を強く引っ張られる外傷
症状の特徴
- 指が自力で曲げられない
- 指の腹側(掌側)の痛み
- 腫れや内出血
- 物をつかむ動作ができない
- 傷口から腱が見える場合もある(切創時)
指の屈筋腱損傷の診断方法
診察とレントゲンで判断可能
屈筋腱損傷は、問診・触診・レントゲン検査で診断できることが多い疾患です。
診断の流れ
- 指がどこまで曲げられるか確認
- 腱の断裂部位を触診
- 受傷状況の確認(切創・外傷の有無)
画像検査について
- レントゲン:骨折の有無を確認
- MRI:腱の損傷範囲を詳しく確認したい場合に有用だが、当院には設置していないため、必要時は近隣医療機関へ紹介
治療方法
腱断裂は手術が必要になることが多い
屈筋腱損傷は、完全断裂の場合は手術が必要となることが多い疾患です。
ただし、当院は保存療法(注射・物理療法・薬物療法)に特化しており、手術が必要と判断した場合は高次医療機関へスムーズにご案内します。
保存療法(手術以外の治療)
1. 部分損傷の場合の固定
- 指を安静に保ち、腱の回復を促す
- スプリント(固定具)を使用することが多い
2. 物理療法(当院で実施可能)
東陽町リハビリ整形外科クリニックでは、理学療法士による運動療法は行っていません。
そのため、以下の物理療法が中心となります。
- 電気治療
- 温熱療法
- 超音波治療(機器がある場合)
3. 薬物療法
痛み止めの内服薬・外用薬
- ※薬の種類や使用方法は医師が症状に応じて判断します。
手術が必要な場合
以下の場合には手術が検討されます。
- 屈筋腱の完全断裂
- 指が全く曲げられない
- 切創による腱の露出
- 保存療法で改善しない場合
当院では大きな手術は行っていないため、必要時は高次医療機関へ紹介します。
日常生活での注意点
無理に動かさず、早期受診が重要
屈筋腱損傷は、放置すると指の機能が戻りにくくなるため、早期の対応が重要です。
具体的なポイント
- 無理に指を動かさない
- 切創がある場合は清潔を保つ
- 指先をぶつけないよう注意
- 痛みが強い時は安静を保つ
東陽町で指の屈筋腱損傷にお困りの方へ
必要時は適切な医療機関へ紹介しつつ、保存療法にも対応
東陽町リハビリ整形外科クリニックでは、
- 物理療法による痛みの軽減
- スプリント固定の指導
- 必要時の近隣医療機関への紹介(MRI・手術対応)
といった体制で対応しています。
指が曲がらない、痛みが続くといった症状がある場合は、早めの受診が改善につながります。
まとめ
指の屈筋腱損傷は、外傷によって指を曲げる腱が損傷する疾患で、指が曲げられなくなるのが特徴です。完全断裂では手術が必要になることが多く、早期の診断と治療が重要です。当院では物理療法を中心に対応し、必要に応じて近隣の医療機関へ紹介する体制を整えています。東陽町で指の痛みや機能障害にお困りの方は、気軽にご相談ください。
FAQ
Q1. 指が曲がらないのは屈筋腱損傷ですか?
屈筋腱損傷の可能性がありますが、他の疾患でも起こり得るため、医療機関での診察が必要です。
Q2. 屈筋腱損傷は自然に治りますか?
完全断裂の場合は自然治癒は難しいとされています。
Q3. 当院ではどんな治療が受けられますか?
電気治療・温熱療法などの物理療法と、固定の指導が中心です。手術は行っていません。
Q4. MRI検査はできますか?
当院にはMRIはありません。必要な場合は近隣の医療機関をご紹介します。
Q5. 手術は受けられますか?
当院では大きな手術は行っていません。手術が必要な場合は高次医療機関をご紹介します。
Q6. どのくらいで治りますか?
損傷の程度によって異なります。部分損傷は数週間、手術が必要な場合は数ヶ月かかることがあります。
Q7. 放置するとどうなりますか?
指が曲げられないまま機能障害が残る可能性があります。
Q8. 受傷直後にすべきことはありますか?
無理に動かさず、清潔を保ち、早めに医療機関を受診することが重要です。