マレット変形(マレットフィンガー)
マレット変形とは、指先の第一関節(DIP関節)を伸ばす腱が断裂したり、腱が付着する骨が剥がれたりすることで、指先が自力で伸ばせなくなる状態です。野球のボールが指先に当たるなど、突き指の一種として発生することが多い疾患です。
マレット変形の原因と症状
外傷による腱の損傷が中心
マレット変形は、指先に急激な力が加わることで伸筋腱が損傷することが主な原因です。
主な原因
- ボールが指先に当たる(野球・バスケットボールなど)
- ドアに指を挟む
- 家事や作業中に指先をぶつける
- 転倒時に指を突く
症状の特徴
- 指先(DIP関節)が曲がったまま伸ばせない
- 指先の腫れ・痛み
- 物をつまむ動作がしにくい
- 骨折を伴う場合は腫れが強くなる
診断方法
診察とレントゲンで判断可能
マレット変形は、問診・触診・レントゲン検査で診断できることが多い疾患です。
診断の流れ
- 指先が自力で伸ばせるか確認
- 痛みや腫れの部位を触診
- 骨折の有無を確認するためレントゲン撮影
画像検査について
- レントゲン:骨折の有無を確認するため必須
- MRI:当院には設置していないため、必要時は近隣医療機関へ紹介
治療方法
保存療法が基本
マレット変形は、多くの場合、保存療法(手術以外の治療)で改善が期待できます。
保存療法(手術以外の治療)
1. スプリント固定(最も重要)
- 指先を伸ばした状態で固定し、腱の修復を促す
- 通常は6〜8週間の連続固定が必要
- 固定中に指先が曲がると治癒が遅れるため注意が必要
2. 薬物療法
痛み止めの内服薬・外用薬
- ※薬の種類や使用方法は医師が症状に応じて判断します。
手術が必要な場合
以下の場合には手術が検討されます。
- 骨折の転位(ずれ)が大きい場合
- 保存療法で改善しない場合
- 関節の亜脱臼を伴う場合
当院では大きな手術は行っていないため、必要時は高次医療機関へ紹介します。
日常生活での注意点
固定を守ることが最も重要
マレット変形の治療では、固定を適切に続けることが改善の鍵です。
具体的なポイント
- スプリントを外す際は指先が曲がらないよう注意
- 家事や作業で指先をぶつけないよう工夫
- スマホ操作は患側の指を使わない
- 痛みが強い時は無理をしない
東陽町でマレット変形にお困りの方へ
保存療法を中心に、必要時は適切な医療機関へ紹介
東陽町リハビリ整形外科クリニックでは、
- スプリント固定の指導
- 物理療法による痛みの軽減
- 必要時の近隣医療機関への紹介(MRI・手術対応)
といった体制で対応しています。
早期に適切な治療を行うことで、改善が期待しやすくなります。
まとめ
マレット変形は、指先の伸筋腱が損傷することで指が伸ばせなくなる疾患です。外傷が主な原因で、多くはスプリント固定による保存療法で改善が期待できます。当院では物理療法を中心に対応し、必要に応じて近隣の医療機関へ紹介する体制を整えています。東陽町で指先の痛みや変形にお困りの方は、気軽にご相談ください。
FAQ
Q1. マレット変形は自然に治りますか?
適切な固定を行わないと治りにくいため、自然治癒は期待しにくいとされています。
Q2. どんな人がマレット変形になりやすいですか?
スポーツをする方や、日常生活で指先をぶつける機会が多い方に多くみられます。
Q3. 当院ではどんな治療が受けられますか?
スプリント固定の指導と、電気治療・温熱療法などの物理療法が中心です。
Q4. MRI検査はできますか?
当院にはMRIはありません。必要な場合は近隣の医療機関をご紹介します。
Q5. 手術は受けられますか?
当院では大きな手術は行っていません。手術が必要と判断される場合は高次医療機関をご紹介します。
Q6. 固定はどのくらい必要ですか?
一般的には6〜8週間の連続固定が必要とされますが、症状により異なります。
Q7. 固定中に気をつけることはありますか?
指先が曲がらないように注意し、スプリントを外す際も慎重に行うことが重要です。
Q8. 放置するとどうなりますか?
指先が伸ばせないまま変形が残る可能性があります。