小児整形外科
東陽町リハビリ整形外科クリニックでは、成長期のお子さんに特有の骨・関節・スポーツ障害を専門的に診療しています。「骨端線(成長軟骨)」が残る子どもの骨は大人とは異なる特性を持ち、診断・治療にも小児整形外科の専門知識が必要です。東陽町・江東区エリアで「子どもの骨折が心配」「成長期のスポーツ障害を診てほしい」とお悩みの保護者の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
小児整形外科とは
小児整形外科は、乳幼児から学童・思春期のお子さんに生じる骨・筋肉・関節・靱帯などの運動器の病気やけがを専門的に診る分野です。
子どもの骨には「骨端線(成長軟骨)」と呼ばれる柔らかい部位があり、ここに力が集中することで大人とは異なるパターンの骨折や障害が生じます。また、骨が急速に成長する時期には筋肉や腱がついていかず、付着部に痛みが出やすくなります。これが「成長期スポーツ障害」と呼ばれる状態です。
東陽町・江東区にお住まいの保護者の方へ: お子さんの「痛み」「歩き方のおかしさ」「姿勢の変形」が気になるときは、症状が軽いうちに整形外科を受診することが早期回復への近道です。
よくある疾患
全身・成長に関わる疾患
成長痛
- 対象: 3〜12歳ごろの幼児〜学童期に多い
- 特徴: 夕方〜夜間に足(特に膝周囲)が痛み、翌朝には治まる。明確な炎症所見はなく、成長に伴う一過性の症状とされています。
- 注意点: 朝も痛む・特定部位が腫れている場合は別の疾患の可能性があるため受診をお勧めします。
疲労骨折
- 対象: スポーツを週複数回行う学童・中学生に多い
- 特徴: 一度の強い衝撃ではなく、繰り返しの負荷で骨に亀裂が入る骨折。脛骨・足のメタタルサル骨・腰椎などに多く発生します。
- 注意点: 通常のX線では写りにくいため、MRIや骨シンチグラフィが診断に必要なケースがあります。
小児の骨折(成長期の骨折全般)
- 対象: 乳幼児〜思春期全般
- 特徴: 子どもの骨は柔軟性が高く「若木骨折(ひびだけで完全に折れない)」が起きやすい。また骨端線(成長軟骨)を巻き込む骨折は適切な治療が重要です。
- 注意点: 変形や成長障害を防ぐため、骨端線損傷の有無の確認が必須です。
頸部(首)の疾患
寝違え
- 対象: 年齢を問わず(小児〜成人)
- 特徴: 不自然な姿勢での睡眠中に頸部の筋肉・靱帯に過度な負担がかかり、朝起きると首が痛くて動かしにくくなる状態。
- 注意点: 子どもの場合、環軸椎回旋位固定(首の骨のずれ)との区別が必要な場合があります。
肩・胸の疾患
気胸
- 対象: 15〜25歳の細身の男性に多い(自然気胸)
- 特徴: 肺に穴が開き空気が胸腔に漏れ出す疾患。突然の胸痛・息切れが主症状。整形外科では肋骨骨折に伴う「外傷性気胸」を診ることがあります。
- 治療: 軽症は安静・酸素投与、重症は胸腔ドレナージや手術が必要です。
脊椎(背骨)の疾患
側弯症
- 対象: 10〜15歳の思春期女児に特に多い
- 特徴: 背骨が左右にS字またはC字状に曲がる変形。原因不明の「特発性側弯症」が最多です。学校健診で指摘されることが多く、早期発見・経過観察が大切です。
- 治療: 軽症はリハビリ・観察、進行例はコルセット、重症例は手術を検討します。
腰椎分離症
- 対象: 運動量の多い中学生・高校生(特にサッカー・バレーボール・野球など)
- 特徴: 腰椎の椎弓(後方の骨)に疲労骨折が生じた状態。腰痛・臀部痛が主症状で、後屈動作で痛みが増強します。
- 治療: 発症早期はコルセット固定と運動休止で骨癒合を目指します。放置すると「腰椎すべり症」に進行する場合があります。
肘の疾患
野球肘
- 対象: 少年野球・軟式野球を行う小学生〜中学生
- 特徴: 投球動作の繰り返しで肘の内側(内側型)または外側(外側型)に障害が生じます。外側型(離断性骨軟骨炎)は発見が遅れると手術が必要になるため、定期的な検診が重要です。
- 治療: 投球休止・リハビリが基本。離断性骨軟骨炎の進行例は手術(骨軟骨移植など)を検討します。
肘内障(小児肘関節脱臼)
- 対象: 1〜6歳の幼児(特に2〜4歳が最多)
- 特徴: 手を引っ張った際に肘の橈骨頭が輪状靱帯から外れる状態。突然「痛い」と言って腕を動かさなくなります。
- 治療: 整復操作(医師が肘を動かして元の位置に戻す)を行います。多くは数分で痛みがなくなり腕を動かせるようになります。再発しやすい傾向があるため、手を強く引っ張る動作に注意が必要です。
手首・手・指の疾患
橈骨遠位端骨折(コレス骨折・スミス骨折)
- 対象: 転倒が多い幼児〜学童期
- 特徴: 転倒時に手をついた際に手首の橈骨(前腕の骨)が折れる骨折。成長期には骨端線(成長軟骨)を伴うSalter-Harris骨折になることも。
- 治療: ずれが少ない場合はギプス固定、骨端線損傷を伴う場合は適切な整復・固定が成長への影響を防ぐうえで重要です。
手関節捻挫
- 対象: スポーツ・転倒時に多い学童〜成人
- 特徴: 手首の靱帯が損傷した状態。子どもでは骨折との鑑別が重要で、TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷を伴うことがあります。
- 治療: テーピング・サポーター固定とリハビリで多くは改善します。
突き指
- 対象: 球技スポーツを行う学童〜中学生
- 特徴: 指の靱帯・腱板・関節包が損傷した状態の総称。「突き指」には骨折・脱臼・腱断裂が含まれることがあり、自己判断での引っ張りは悪化の原因になります。
- 注意点: 腫れが強い・関節が変形している・第2関節が反り返ってしまう(槌指)場合は必ず受診してください。
股関節の疾患
発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)
- 対象: 乳児期(生後すぐ〜数か月)
- 特徴: 股関節の「はまり」が不十分で、大腿骨頭が臼蓋(受け皿)からずれた状態。女児・逆子・家族歴がリスク因子です。
- 治療: 早期発見(乳児健診での超音波検査)が重要。装具(リャウセンブルク装具など)で多くは改善しますが、発見が遅れると手術が必要になります。
膝・下腿の疾患
オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)
- 対象: 10〜15歳のスポーツを行う男児に特に多い
- 特徴: 膝蓋骨の下にある「脛骨粗面」が突出・圧痛を呈する成長期の代表的なスポーツ障害。ジャンプ・ランニングで痛みが増強します。
- 治療: 運動量の調整・大腿四頭筋のストレッチ・アイシングが中心。成長が止まるとほとんどが自然改善します。
足・足首の疾患
シーバー病(踵骨骨端症)
- 対象: 7〜12歳の活発なお子さん(特にサッカー・陸上)
- 特徴: 踵の骨端核(成長軟骨)に過負荷がかかり、踵の痛みが生じる状態。朝起きたときや運動後に踵を地面につけると痛みます。
- 治療: 運動量の調整・ヒールカップ(インソール)・アキレス腱のストレッチで改善します。
足関節捻挫
- 対象: スポーツを行う学童〜高校生
- 特徴: 足首の外側靱帯が損傷する「内返し捻挫」が最多。子どもは靱帯よりも骨の方が弱いため、骨折(第5中足骨基部骨折・外果骨折など)を伴うことがあります。
- 治療: RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)後、重症度に応じてサポーターや装具で固定。再発予防のリハビリが重要です。
アキレス腱付着部炎
- 対象: 運動量が増える思春期〜成人
- 特徴: アキレス腱が踵骨に付着する部位に炎症が起きた状態。踵の後方に痛みと腫れが生じ、特に起床時や運動開始直後に強い痛みを感じます。
- 治療: 運動制限・インソール・ストレッチ・体外衝撃波療法などを組み合わせます。
幼児期扁平足
- 対象: 2〜6歳の幼児
- 特徴: 足の土踏まず(内側縦アーチ)が未発達または低下している状態。2歳ごろまでは生理的扁平足が正常で、多くは成長に伴い自然改善します。
- 注意点: 歩き方がおかしい・転びやすい・痛みを訴えるなど機能的問題がある場合は受診が推奨されます。
こんな症状はご相談ください
お子さんに以下のような症状がある場合は、早めに当クリニックへご相談ください。
- 転んだ後から痛みや腫れが続いている
- 歩き方がおかしい、足を引きずっている
- 「足が痛い」「腰が痛い」と繰り返し訴える
- スポーツ後に特定部位が腫れる・痛む
- 背中や腰の曲がり・姿勢の変形が気になる
- 健診で「股関節が心配」「側弯疑い」と言われた
- 乳幼児の腕が突然動かなくなった
当クリニックの小児整形外科の特徴
01. 成長期に特化した診断
骨端線(成長軟骨)の評価を含めた詳細な診察と画像検査を行い、大人とは異なる子どもの骨の特性を踏まえた診断をします。
02. 保護者への丁寧な説明
診断・治療方針を保護者の方にもわかりやすく説明します。「成長に影響はないか」「いつスポーツに戻れるか」など、ご不安な点はなんでもお聞かせください。
03. 東陽町駅から徒歩すぐのアクセス
江東区・東陽町駅から徒歩圏内のため、学校帰りや部活後にも立ち寄りやすい立地です。
よくある質問(FAQ)
Q. 子どもの骨折は大人と何が違いますか?
子どもの骨には「骨端線(成長軟骨)」があり、この部分は骨の中で最も弱く骨折しやすい部位です。骨端線を巻き込む骨折(Salter-Harris骨折)は適切な治療が行われないと、成長障害や変形につながる可能性があります。また子どもの骨は自然治癒力が高く、多くは保存療法(ギプスなど)で回復します。
Q. 「成長痛」と言われましたが、病院に行く必要はありますか?
成長痛自体は病気ではありませんが、オスグッド病・疲労骨折・腫瘍性疾患など他の疾患が隠れている場合があります。「痛みが毎日続く」「特定の部位が腫れている」「朝になっても痛みが残る」場合は整形外科での精査をお勧めします。
Q. スポーツは何歳から整形外科を受診した方がいいですか?
スポーツ開始後、同じ部位の痛みが2週間以上続く場合や、腫れ・熱感を伴う場合は早めにご受診ください。疲労骨折や成長期の骨軟骨障害は早期診断・早期治療が長期的な予後を左右します。
Q. 東陽町・江東区以外からでも受診できますか?
もちろん可能です。東西線沿線をはじめ、江東区・江戸川区・墨田区・港区など広いエリアからご来院いただいています。