上腕骨顆上骨折

上腕骨顆上骨折とは

上腕骨顆上骨折とは、肘の少し上にある上腕骨の部分が折れる骨折で、子どもに多く発生します。転倒時に手をついて肘に強い力が加わることで起こり、腫れや痛み、腕の変形がみられることがあります。

上腕骨顆上骨折原因

転倒や転落など、肘に強い力が加わることで発生します。

主な原因

転倒(最も多い)  

  • 遊具から落ちる、走っていて転ぶなど。

スポーツ中の外傷  

  • サッカー・体操・スケートボードなどでの転倒。

高所からの転落  

  • 階段・ベッド・ソファなどから落ちる。
  • 肘を強く打つ外傷

子どもに多い理由

  • 骨が柔らかく、成長軟骨が多い
  • 肘周囲の骨が細く折れやすい
  • 活動量が多く転倒しやすい

上腕骨顆上骨折症状

肘の腫れ・痛み・変形が特徴で、早期の受診が必要です。

よくみられる症状

  • 肘の強い痛み
  • 腫れ
  • 肘が曲げ伸ばしできない
  • 腕を動かすと泣く(子ども)
  • 肘の変形
  • 内出血

注意が必要な症状

  • 指先のしびれ
  • 手が冷たい
  • 指が動かしにくい

神経や血管の障害が疑われるため、緊急性が高くなります。

検査方法

X線検査で骨折の位置やずれを確認し、必要に応じて追加検査を行います。

主な検査

問診・視診・触診  

  • 痛みの部位、腫れ、変形を確認します。

X線検査(レントゲン)  

  • 骨折の有無、ずれの程度を評価します。

MRI検査  

 通常は必要ありませんが、軟部組織の損傷が疑われる場合に検討します。

  • 当院にはMRI設備がないため、必要時は近隣の医療機関へ紹介します。

治療方法(治療法を知りたい方向け)

骨折のずれの程度により、保存療法と手術療法に分かれます。

保存療法(当院で実施可能)

ずれが少ない場合は保存療法が選択されます。

ギプス固定  

  • 数週間の固定で骨の癒合を待ちます。

物理療法(電気治療・温熱療法)  

  • 痛みが落ち着いた後のサポートとして行います。

経過観察  

  • 定期的にX線で骨の状態を確認します。

※当院では理学療法士による運動療法は行っていません。

手術療法

以下の場合に検討されます。

  • 骨折のずれが大きい
  • 神経・血管障害がある
  • 関節の変形が懸念される

※当院は保存療法(注射・物理療法・薬物療法)に特化しており、手術が必要と判断した場合は高次医療機関へスムーズにご案内します。

経過と治癒期間

子どもは回復が早く、数週間〜数ヶ月で日常生活に戻ることが多いです。

一般的な経過

  • 固定期間:3〜4週間
  • 日常生活への復帰:1〜2ヶ月
  • スポーツ復帰:2〜3ヶ月

回復のポイント

  • 無理に動かさない
  • ギプスを濡らさない
  • 痛みが強い時期は安静を保つ

予防方法

転倒予防と安全な遊び環境づくりが重要です。

日常でできる予防

  • 遊具での遊び方を見守る
  • 室内の段差や滑りやすい場所を整える
  • 運動前の準備運動
  • 子どもの靴のサイズを適切にする

受診のタイミング

肘の痛みや腫れがある場合は早めの受診が安心です。

受診をおすすめするケース

  • 転倒後に肘を動かさない
  • 腫れが強い
  • 肘の変形がある
  • 指先のしびれや冷感がある
  • 痛みが続く

東陽町で受診するメリット

東陽町は子育て世帯が多く、転倒による外傷の相談も多い地域です。

当院では診察・X線検査・ギプス固定・物理療法を中心に対応し、必要に応じて手術が可能な医療機関へ紹介する体制を整えています。

まとめ

上腕骨顆上骨折は、転倒などで肘の上部が折れる骨折で、子どもに多くみられます。早期の診察と適切な固定が重要です。東陽町リハビリ整形外科クリニックでは、診察・X線検査・固定・物理療法を中心に対応し、必要に応じて高次医療機関へ紹介する体制を整えています。

FAQ

Q1. 上腕骨顆上骨折は自然に治りますか?

骨折のずれが少ない場合は自然治癒が期待できますが、医療機関での評価が必要です。

Q2. 子どもが肘を動かさないのは骨折ですか?

可能性がありますが、肘内障など他の疾患でも起こるため診察が必要です。

Q3. MRI検査は必要ですか?

通常はX線で診断可能です。当院にはMRI設備がありません。

Q4. 手術が必要になることはありますか?

骨のずれが大きい場合や神経障害がある場合に検討されます。

Q5. 当院でできる治療は何ですか?

ギプス固定、X線検査、物理療法、経過観察が中心です。

Q6. スポーツ復帰はいつ頃ですか?

一般的には2〜3ヶ月ですが、骨の状態によって異なります。

Q7. 放置するとどうなりますか?

肘の変形や可動域制限が残る可能性があります。

Q8. 子どもは再発しやすいですか?

骨折自体の再発は多くありませんが、転倒しやすい年齢では注意が必要です。

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