腱鞘内注射
腱鞘内注射とは
腱鞘内注射は、腱鞘(腱を包むトンネル)に炎症が起きている場合に、炎症を抑える薬剤を直接注入する治療です。特に腱鞘炎やばね指で用いられることが多く、痛みや腫れの軽減が期待できます。
腱鞘とは?
腱がスムーズに動くための“滑走路”のような組織で、炎症が起きると動かすたびに痛みが出ます。
腱鞘内注射の目的
- 炎症を抑える
- 痛みを軽減する
- 指や手首の動きを改善する
腱鞘内注射が適応となる症状
腱鞘内注射は、以下のような症状に対して検討されます。
主な適応疾患
どんな人に向いている?
- 痛みが強く、日常生活に支障がある
- 安静や湿布、内服で改善しない
- 早期に痛みを抑えたい
注意点
腱鞘内注射は万能ではなく、繰り返しすぎると腱が弱くなる可能性があるため、医師が必要性を判断します。
腱鞘内注射の効果
腱鞘内注射は、炎症を抑える薬剤(ステロイドなど)を使用するため、比較的早い段階で痛みの軽減が期待できます。
効果の特徴
- 数日〜1週間ほどで改善を感じることが多い
- 1回の注射で改善する例もある
- 症状が強い場合は複数回必要になることもある
効果の持続期間
個人差がありますが、数週間〜数か月持続することがあります。
腱鞘内注射の流れ
腱鞘内注射は外来で行える処置で、数分で完了します。
一般的な流れ
診察・症状の確認
- 痛みの部位や動きの制限を確認します。
消毒
- 感染予防のため丁寧に消毒します。
注射
- 腱鞘内に薬剤を注入します。
経過観察
- 数分間、痛みや腫れの変化を確認します。
痛みはある?
注射のため多少の痛みはありますが、短時間で終わることがほとんどです。
腱鞘内注射のリスクと注意点
腱鞘内注射は一般的に安全性の高い治療ですが、以下の点に注意が必要です。
主なリスク
- 一時的な痛み・腫れ
- 皮膚の変色
- 感染(まれ)
- 繰り返し注射による腱の弱化
注射後の注意点
- 当日は強い負荷を避ける
- 痛みが強い場合は冷やす
- 数日経っても痛みが増す場合は再受診
当院での対応
東陽町リハビリ整形外科クリニックでは、腱鞘内注射を含む保存的治療を行っています。
当院の特徴
- MRIは院内に設置していません。必要時は近隣医療機関へ紹介します。
- 大きな手術は行っていません。手術が必要と判断される場合は高次医療機関へ紹介します。
- 理学療法士は在籍しておらず、リハビリは物理療法(電気治療・温熱療法など)のみ実施しています。
必要な場合は適切な医療機関と連携し、安心して治療を受けられる体制を整えています。
腱鞘内注射以外の治療法
腱鞘内注射は治療の一つであり、症状に応じて他の方法も検討されます。
保存的治療
- 安静
- 湿布・内服
- 物理療法(電気治療・温熱療法など)
- 装具(サポーター)
手術治療
- 改善が乏しい場合や再発を繰り返す場合に検討
- 当院では手術は行っていないため、必要時は専門施設へ紹介
まとめ
腱鞘内注射は、腱鞘炎やばね指などの炎症による痛みを軽減する有効な治療の一つです。短時間で行える処置で、多くの方が改善を実感します。ただし、繰り返しの注射には注意が必要で、症状に応じて保存療法や手術治療を検討することもあります。東陽町周辺で手の痛みにお悩みの方は、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。
FAQ
Q1. 腱鞘内注射は痛いですか?
A. 針を刺す際に痛みはありますが、短時間で終わる処置です。
Q2. 何回まで注射できますか?
A. 回数に明確な上限はありませんが、腱への負担を考慮し、医師が必要性を判断します。
Q3. 注射後に家事や仕事はできますか?
A. 強い負荷は避けた方がよいですが、軽い作業は可能なことが多いです。
Q4. 効果はどれくらい続きますか?
A. 数週間〜数か月続くことがありますが、個人差があります。
Q5. 手術が必要な場合はどうなりますか?
A. 当院では大きな手術は行っていません。必要時は高次医療機関へ紹介します。
Q6. リハビリは受けられますか?
A. 理学療法士によるリハビリは行っていませんが、物理療法(電気治療・温熱療法など)は実施しています。
Q7. 腱鞘内注射で治らない場合は?
A. 保存療法の継続や手術治療の検討が必要になることがあります。