圧迫骨折
圧迫骨折とは、背骨(椎体)が押しつぶされるように変形して起こる骨折です。特に骨粗鬆症のある高齢者に多く、軽い転倒や日常動作でも発生することがあります。
圧迫骨折の原因と発生メカニズム
骨の強度が低下した状態で外力が加わると、背骨が押しつぶされるように骨折します。
圧迫骨折は、背骨の前方部分がつぶれるように変形する骨折で、骨密度の低下が大きく関係します。
主な原因
- 骨粗鬆症:最も多い原因
- 転倒や尻もち
- 重い物を持ち上げる動作
- 咳やくしゃみなどの軽い衝撃(骨粗鬆症がある場合)
圧迫骨折が起こりやすい部位
- 胸椎(T12)
- 腰椎(L1〜L2)
圧迫骨折の症状
背中や腰の痛みが代表的で、動作時に痛みが強くなります。
よくみられる症状
- 背中・腰の鋭い痛み
- 立ち上がりや歩行で痛みが増す
- 寝返りがつらい
- 背中が丸くなる(円背)
- 身長が縮む
注意すべき症状
- 下肢のしびれ・脱力(神経症状)
排尿・排便の異常
- 神経症状がある場合は早急な受診が必要です。
圧迫骨折の検査方法
X線検査が基本で、必要に応じてMRIで新しい骨折かどうかを確認します。
主な検査
- X線検査:椎体のつぶれ具合を確認
MRI検査:新しい骨折か陳旧性かを判断
※当院にはMRI設備がないため、必要時は近隣の医療機関へ紹介します。
血液検査
骨粗鬆症の評価や他疾患の除外に使用されることがあります。
圧迫骨折の治療方法
多くは保存療法で改善し、安静とコルセットによる固定が中心です。
保存療法(手術を行わない治療)
- 安静:痛みが強い時期は無理をしない
- コルセット装着:背骨の安定化を図る
- 鎮痛薬の使用(医療機関で判断)
物理療法:電気治療・温熱療法で痛みの緩和
- 当院では物理療法のみ実施しています。
手術療法
- 痛みが強く改善しない
- 椎体の変形が大きい
神経症状がある
- 当院は保存療法(注射・物理療法・薬物療法)に特化しており、手術が必要と判断した場合は高次医療機関へスムーズにご案内します。
圧迫骨折の治癒期間と経過
一般的には8〜12週間で改善しますが、個人差があります。
治癒に影響する要因
- 骨粗鬆症の有無
- 骨折の程度
- 年齢
- 生活習慣(喫煙・栄養状態)
治癒の目安
| 状態 | 期間 |
| 急性期(痛みが強い) | 1〜3週間 |
| 骨癒合の進行 | 4〜8週間 |
| 日常生活への復帰 | 8〜12週間 |
圧迫骨折の予防
骨粗鬆症対策と転倒予防が重要です。
骨粗鬆症対策
- カルシウム・ビタミンDの摂取
- 適度な運動
- 日光浴
- 禁煙・節酒
転倒予防
- 室内の段差をなくす
- 滑りにくい靴を選ぶ
- 視力のチェック
受診のタイミングと注意点
背中や腰の痛みが続く場合は早めの受診が必要です。
受診を検討すべき症状
- 転倒後の背中・腰の痛み
- 動作時に痛みが強い
- 身長が縮んだ気がする
- 背中が丸くなってきた
- 神経症状がある
圧迫骨折は早期診断が重要で、放置すると変形が進むことがあります。
東陽町リハビリ整形外科クリニックの対応
診察・検査・物理療法を行い、必要に応じて専門医療機関へ紹介します。
当院でできること
- 診察・X線検査
- 痛みに対する物理療法(電気治療・温熱療法)
- 症状に応じた薬物療法の提案
- MRIや手術が必要な場合の紹介体制
東陽町周辺で圧迫骨折が疑われる症状にお悩みの方も、安心して相談できる環境を整えています。
まとめ
圧迫骨折は骨粗鬆症のある高齢者に多く、背中や腰の痛みが特徴です。早期診断と適切な治療が重要で、放置すると変形や慢性痛につながることがあります。東陽町リハビリ整形外科クリニックでは、診察・検査・物理療法を中心に対応し、必要に応じて高次医療機関へ紹介する体制を整えています。
FAQ
Q1. 圧迫骨折は自然に治りますか?
A. 多くは保存療法で改善しますが、医療機関での診断と経過観察が必要です。
Q2. 圧迫骨折とぎっくり腰の違いは何ですか?
A. 圧迫骨折は骨の変形を伴うため、X線検査で確認できます。
Q3. 当院でMRI検査はできますか?
A. X線検査・触診による迅速な診察が当院の強みです。MRI検査が必要と判断した場合は、速やかに提携医療機関へご案内します。
Q4. 手術が必要になることはありますか?
A. 痛みが強く改善しない場合や神経症状がある場合に検討されます。当院では大きな手術は行っていません。
Q5. コルセットはどれくらいの期間つけますか?
A. 一般的には数週間〜数ヶ月ですが、医療機関での判断が必要です。
Q6. 圧迫骨折は再発しやすいですか?
A. 骨粗鬆症がある場合は再発しやすいため、予防が重要です。
Q7. 痛みが強いときはどうすればいいですか?
A. 鎮痛薬や物理療法で痛みを和らげることができますが、まずは診察が必要です。
Q8. 圧迫骨折は若い人でも起こりますか?
A. 稀ですが、強い外力やスポーツで起こることがあります。
Q9. 運動はいつ再開できますか?
A. 痛みが軽減し、医療機関で許可が出てから再開することが一般的です。
Q10. 圧迫骨折を予防するにはどうすればいいですか?
A. 骨粗鬆症対策と転倒予防が重要です。