後脛骨筋腱機能不全とは
足のアーチを支える腱が弱り、扁平足が進行する疾患
後脛骨筋腱機能不全とは、足首の内側を走る「後脛骨筋腱(こうけいこつきんけん)」が炎症や損傷により弱くなり、足のアーチ(内側縦アーチ)が崩れてしまう状態です。足底腱膜炎と混同される方も多いですが、後脛骨筋腱機能不全は「内くるぶし下の腱が傷んで土踏まずが潰れる平らな足の変形」であるのに対し、足底腱膜炎は「足の裏の膜が炎症を起こして踵の周辺が歩き始めに鋭く痛む」という違いがあります。
後脛骨筋の役割
- 足のアーチを支える
- 歩行時の安定性を保つ
- つま先立ちを補助する
腱が弱るとアーチが低下し、扁平足が進行して痛みが出やすくなります。
後脛骨筋腱機能不全の原因
加齢・使いすぎ・扁平足が主な原因
後脛骨筋腱機能不全は、腱に負担が蓄積することで発症します。
主な原因
発症しやすい年代
- 40〜60代の女性に多い傾向
後脛骨筋腱機能不全の症状
足首内側の痛みとアーチの低下が特徴
後脛骨筋腱機能不全では、以下のような症状がみられます。
よくある症状
- 足首内側の痛み
- 土踏まずの痛み
- 足のアーチが低くなる(扁平足の進行)
- 長時間歩くと痛みが増す
- 足首の腫れ
- つま先立ちがしにくい
進行すると
- 足首が外側に傾く(外反変形)
- 靴が合わなくなる
- 歩行が困難になることもある
診断方法
診察とレントゲンが基本、必要に応じてMRI
後脛骨筋腱機能不全は、腱の状態と足のアーチを評価する必要があります。
当院で可能な検査
- 問診・触診
- つま先立ちテスト(片脚立ち)
レントゲン検査
- 足のアーチの低下や骨の変形を確認できます。
MRIについて
- 腱の炎症・断裂の評価に有用です。
- 当院にはMRIは設置していません。
- 必要時は近隣の医療機関へ紹介し、検査が受けられるよう調整します。
治療方法
保存療法が中心、進行例では手術が検討される
後脛骨筋腱機能不全は、早期であれば保存療法で改善が期待できます。
保存療法(当院で可能な治療)
① 安静・負荷の調整
- 長時間の歩行を控える
- 痛みが強い日は無理をしない
② 薬物療法
- 痛み止め(内服薬・外用薬)
③ 物理療法(当院で実施可能)
当院では物理療法を中心としたリハビリテーションを行っています。
- 電気治療
- 温熱療法
※当院には理学療法士が在籍しておらず、運動療法(筋トレ・ストレッチ指導)は行っていません。
④ 装具療法(必要に応じて)
- アーチを支えるインソールが有効な場合があります。
手術療法(当院では実施していません)
適応
- 痛みが長期間続く
- アーチの崩れが進行している
- 保存療法で改善が乏しい
手術の種類
- 腱移行術
- 骨切り術(アライメント矯正)
※当院では大きな手術は行っていません。
必要時は高次医療機関へ紹介します。
日常生活で気をつけること
足のアーチを守り、負担を減らすことが重要
後脛骨筋腱機能不全は、日常生活の工夫で悪化を防ぐことができます。
予防・対策
- 足に合った靴を選ぶ
- 長時間の立ち仕事を避ける
- 運動前後のウォーミングアップを丁寧に行う
- 体重管理を意識する
- 痛みがある日は無理をしない
東陽町で足の痛みが続く方へ
東陽町周辺で土踏まずや足首内側の痛みが続く場合、後脛骨筋腱機能不全の可能性があります。当院ではレントゲン検査や物理療法が可能で、MRIや手術が必要な場合は近隣の医療機関・高次医療機関へ紹介する体制を整えています。
まとめ
後脛骨筋腱機能不全は、足のアーチを支える腱が弱ることで扁平足が進行し、痛みや歩行障害を引き起こす疾患です。早期の診断と適切な治療が重要で、当院ではレントゲン検査や物理療法を行い、必要時は適切な医療機関へ紹介しています。東陽町で足の痛みにお悩みの方は、早めの受診をおすすめします。
FAQ
Q1. 後脛骨筋腱機能不全は自然に治りますか?
軽症例では改善することがありますが、進行すると治療が必要です。
Q2. 扁平足が進行するのはこの病気のせいですか?
後脛骨筋腱が弱るとアーチが崩れ、扁平足が進行することがあります。
Q3. MRIは必要ですか?
腱の損傷評価に有用です。当院にはMRIがないため、必要時は近隣医療機関へ紹介します。
Q4. 当院でできる治療は何ですか?
痛み止めの処方、電気治療・温熱療法などの物理療法が可能です。
Q5. インソールは効果がありますか?
アーチを支える目的で使用されることがあります。医療機関での評価が必要です。
Q6. 手術が必要な場合はどうなりますか?
進行例で手術が検討されます。当院では手術は行っていないため、高次医療機関へ紹介します。
Q7. 東陽町周辺でも受診できますか?
東陽町周辺で足の痛みにお悩みの方は、当院で検査・物理療法が可能です。